The Epic of Zektbach

ニョアの手記

冒険者諸君、ご機嫌いかがかな?
私の名前はニョアム・ミィスオ・ボンキアである…
って、突っ込みがおそ――いにゃ!!
それはカンボジアの春雨サラダだにゃ!!

…私の名前はニョア。Zektbach叙事詩の案内役である。

先日、閣下から頂いた絵をノヴァリスタの画商に持っていったら
なんと4200ガゼルで売れた!
画商曰く、
『おお!これは!誰もが題材としない伝説の蛮女ジョロババンをこれほど的確に描いた作品は後にも先にも無いであろう…というか、普通かかねーよジョロババンとかさー…美を表現する者としてさー…な、そうだろ…そうと言ってくれよ…頼む…これで見逃してくれ…金は払うから…おたすけ…』
という事だそうだ。おい君、是はシャムシールの画であるぞとは言えなかった。むしろ言わなくて良かった。
どのくらいの価値かというと、クレイモアが四本買えるくらいの値段だ。
君たちの世界で言えば、でぃーえすあいくらいの値段である。
王国風ニシン蕎麦が200ガゼルなので、当分暮らせる金額と言えよう。
さらば、貧乏生活!そして、閣下の禍々しい力には感謝するにゃ!

さて、先週重大発表があると言ったが…

非常に申し訳ない!大人の事情で先送りになってしまった!

怒りを感じた諸君は…し、しっぽをひっぱっていいにゃ…。
でもなるべくなら、ひ、1人10回までにして欲しいにゃ…。

…重大発表は今しばらくお待ち頂きたい…

さて、気を取り直していつものように皆の便りに答えよう。


この世界は魔法はどのようにして使われているものでしょか?
一般市民が簡単に使えるもの?
それともある特定の場所(魔法学校とか)で学んだ者しか使えないものですか?
生まれつきとか・・・?
(召喚士くくるかんより)


魔法というものの存在は、アリア・テ・ラリアでは一般的では無い。
だがマシノワの古い文献『サザラギ機密書』にはその存在が、こう記されている。

かの遺跡、その奥底に魔導たる石版あり
其の光を浴びし者強大な術の力を得たり
その代償として姿老いること飛矢のごとし


つまり、空舟の遺跡の何らかの装置の影響で魔術の力を得た者がいたようだが
その力を得る代わりに、非常に寿命が短くなってしまったようだ。
さらにサザラギ機密書には、術の体系とさらなる研究が書いてあり
最終的には、魔術を操る奇怪な集団を作るに至ったようである。

マシノワが滅び、その集団がその後どうなったかは不明だが
その名残的なものはノイグラードのとある小さな村に残っているようである。

親愛なるニョア様。
私は各地を風が吹くまま、気の向くままに流浪の旅を続けている詩人です。
ですが最近は花粉が酷く、くしゃみがとまらず・・・謳うこともままなりません。
このままでは私の詩を聞いてくれるお客様にまで迷惑をかけてしまいます。
どうすればよいでしょうか・・・
(詩人Horより)


花粉症、ノイグラードでは『花のいたずら』と呼ばれている鬱陶しい病であるな。
この厄介な症状についてノイグラード王立医学研究所は長年研究をしていて
最近発表された次の論文で解決策が書かれているので、先ずはご覧あれ。

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我々は毎年やってくるあの鬱陶しい病、『花のいたずら』について遂に解決策を導いた――

『花のいたずら』の原因は、ザッカドニア大森林から運ばれてくる大量の花粉であるのは周知の事実だが
各地の発症状況を調べたところ、最も被害が大きいと思われるザッカドニアの風下に位置するロロの住民よりも
飛来する花粉量が比較的少ないと思われるリーデンブルグの住民の方が発症率が何故か高いのだ。
我々はこの原因を探るべく、ロロの住民の生活に着目しその行動を記録した。
すると、ノイグラードの他の町とは違うところが1つだけあったのだ。
ロロの住民は皆、漁で取れる魚と近郊で摘まれる山菜等の食材から料理を作る。
その多くの恵まれた食材の中に、他所では決して見ることがないものがあったのだ。
それはロロからほどない場所にあるアバレイ沼で取れる、紫色に光る草であった。
彼らは皆古くからそれを『お宿り草』と呼んでいるようで、日常的に口にするありきたりな食材だそうだ。
お宿り草は、光を失うとたちまち腐ってしまい保存もきかないのでロロでしか流通していないのも納得できた。
それ以前になにしろ見た目が奇怪であり、あえてこれを食そうとは思わないが。

我々はこの『お宿り草』を研究した結果、驚くべき事実を発見した。
お宿り草は文字通り、その中に非常に小さな長細い線虫が宿っていたのだ。
そして、なんとこの線虫が人の体内に入ることで『花のいたずら』が発症するのを防いでいたのが分かったのだ。
我々は、その後『花のいたずら』の原因は人体の過剰な自己防衛により引き起こるという結論に至った。
そして、この小さな宿り虫がその過剰な自己防衛を一手に請け負い相殺してくれる我々のすばらしいパートナーだということも!

ノイグラード王立医学研究所長 フェルナンド=セミアラ

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この論文を見ると、花粉症を直すにはアバレイ沼で採れる虫が宿った紫色に光る草を食せば良いと書いてあるな。
なんか、読んでるだけでお腹の中がむず痒くなってきたにゃ…。
悩んでる皆は是非チャレンジして感想を聞かせてくれたまえ。

凄い勢いでしっぽを引っ張られているのを感じるにゃ…。
では、今回はこの辺でさらばにゃ!

――――――――――――ニョアの手記 18 ――――――――――――

(2008.11.05)


The Epic of Zektbach -FRAGMENTS OF ARIA TE'LARIA-

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