The Epic of Zektbach

ニョアの手記

冒険者諸君、ごきげんよう。
私の名前はニョアだ。
叙事詩の案内役であり記録係でもある紳士たる猫である。

さて、先日発表された新しい調べは冒険者諸君は皆聴いて頂いただろうか?
志方あきこ女史の美麗な歌声に酔いしれる者も多いと思う。
彼女の魅力をもっと知りたいのであれば、ここを是非訪れるが良いにゃ!

http://shikata-akiko.com/

さて、Turiiはトゥーリと読むのだが
君達は、今回の話がいかなる意味を含むものなのか見当がついたであろうか?
今回の映像、実は非常に難解な謎を数多く含んでいる。

さて、今回はその謎めいた映像から物語の鍵に迫るヒントを
私の持っている資料の中から少しばかり教えよう。
難解な部分は各自、頑張って調べてくれたまえ。

まず冒頭のDNAのモデル構造が回転する後ろでチラッと見えるATGGTGCA…と続く謎の暗号文。
資料によるとこれはヒトのβグロビン遺伝子の遺伝情報だにゃ。
さて、何故この遺伝情報が描かれているのか?
それはこの配列の実に70%がイントロンという部分を持つからであるそうだ。
それが何を意味しているのだろうか?

トゥーリで暮らす10人の者たち。
その者たちには見た感じ性差がないように見える。
その意味は何であろう。
性というものは、進化の上で何を生むのか。
性がなくとも子孫を残せる種も存在すると言っておこう。
リアプノフ指数という観点から考えてみるとよいにゃ。

それぞれの髪の色、それぞれの腕と足にある線の数から導きだされる順列。
そこから一つの図を思い浮かべた者はいるだろうか?

後半部分には生命が進化する様子が描かれているが
その中には絶滅した生物も含まれているが…

さて、かなり難解な問いかけになってしまったが
賢者を目指している者は、是非この謎を解いてくれたまえ!

さて、今日は久しぶりに皆の便りに答えよう。
では、いくにゃ!

こんにちはニョア殿。
我が名は女騎士のリィリアと申す者だ。

さて、さっそくニョア殿に頼み事があるのだが、
実は近日極東の地にて発売された「でぃいえすあい」
とやらを買ってきてほしいのだ。
「でぃいえすあい」とは「げえむき」という機具で遊ぶ遊具らしいのだが・・・
(騎士リィリアより)


残念ながら、私が今いるノヴァリスタの王都商店街にはヨド○シカメラは無かったにゃ…。

尻尾では飽き足らず
耳まで引っ張ってしまいましたが
大丈夫でしょうか
(冒険者マルチーより)
尻尾を引っ張るだけでなく、頭をなでさせてほしい。
いや、むしろ、マイシップに乗って、一緒に旅をしようぜ。(しゃべる猫なんぞ珍しい…高く売れそうだな…)
(海賊つぐじろうより)
ニョアさんごめんなさい!
11回も引っ張ってしまったにゃ。
私の尻尾を1回引っ張って下さい。
それでチャラにゃ!
(猫のれすたより)
鳩を飛ばす前に、狩り前の興奮を抑え切れず
つい30回程貴殿の尻尾をはぐはぐさせて頂いたが許して欲しい。
(猫の黒丸より)
・・・時にニョア殿。貴公はもしや魔術を使えるのですか?
何度しっぽを引っ張ってもなんの反応も無いとは・・・。
以前はお鼻のあたりを高速ジャブしたら鳴き声を一回だけあげましたが、それっきり!
(王族ラピスより)
唐突ですがニョア様の持っている羽ペンを10ガセルで売って頂けませんか?
(騎士ブラッド・ボアルより)
ところで、ニョア殿のブログパーツ、早速利用させて頂いています。
拍手の際には、まずニョア殿の尻尾をひっぱるように書いておいたら、
不自然なほどにカウンターが伸び・・・。
(騎士キャスケードより)


私の怒りは今まさに壮大なクライマックスを超え
白鳥海をも凌ぐ深い悲しみは、より多くの海の幸に恵まれるであろう

もう一度言おう。

私をあまり怒らせないほうがいいにゃ

さもなくば君たちの冒険譚はアリア・テ・ラリアの裏社会で、ひっそりと幕を閉じることになるだろう

親愛なるニョア様
私は自らの見識を広くするために各地を旅しております。
私の故郷では毎年、雪という空から舞い落ちる白い綿のようなものが降り注ぎ景色を彩るのですが、
この国でも雪の降る所はあるのでしょうか?
久しく帰っていない故郷が懐かしく、雪の降る土地があるのならぜひ行ってみたいのです。
どうかお教えください。
(学院生ユーキリア)


雪は美しいものにゃ。でも、ニョアは寒いのは苦手だにゃ…。
ノヴァリスタの北、セントリス湖の北側に広がるチャントールは一年中雪が降る地域である。
チャントール一帯にある針葉樹林は遠い昔から降り積もった深い雪と氷に覆われていて、
さながら白銀の巨塔が幾重にも連りそびえ立っているさまは、非常に幻想的な風景を醸し出している。
ノイグラード国民にもこの景観は人気でセントリスの畔から定期的に観光船が出ているのだ。
白銀の森は深く、立ち入った者はいないがここには様々な伝説が残っているみたいだ。
永年氷土の下には大きな古代都市が眠っているとか、いないとか…。

こんばんわ、ニョア様
ニョア様にはお友達、仲間などはいるのでしょうか?
お名前とかお聞かせください。
(王族トゥエット)


まず、私の頭の上にいるオスティヌス
大いなる釣りの知識を授けてくれたピノノン島の山猫、ポッチョイ老人
騎士猫時代のライバルであり美しいオッドアイを持つ聖アムリア猫騎士団長のチャコルー
王国流の行儀作法を教わったマンチカン男爵など…他にも友人は多いがここでは割愛しよう。

ご機嫌いかがですか?ゼクト様、ニョア様。
いつも、ニョア様のお話を楽しく読ませていただいてます。
今回は、思い切って伝書鳩を送らせていただきました。
本題なのですが、この世界には天使や悪魔は実在するのでしょうか?古い書物を見て、気になりました。
翼をもち、自由に羽ばたく、なんて信じられません。
どんな姿をしているのでしょうか…。
どうか教えてください。
(王族Arisa)


実は天使や悪魔というものは時代により様々な変化を経てきたのが分かる。
科学というものが発展した君達の世界では、
時に悪魔は、遠い星から飛来した未知の生物として描かれたりするであろう。
かつて悪魔が跨っていた大きな馬は、今や金属の塊でできた船で表現されるかもしれない。
悪夢というものがある。
大昔の人々はその悪夢の中で
遥か遠い宇宙から金属の塊に乗って飛来した、頭が大きく毛が生えてない悪魔を果たして想像できたであろうか?
天使・悪魔というものは諸君皆が持つある遺伝子に刻まれた共通意識の中から
その時代の文化や思想に反映されて、生れし産物ではないだろうか?
何故人の心に、このような共通意識があるかは謎である。
無論、他の生物にはない意識だ。
この話はゼクトバッハ叙事詩第四章に通じている部分があるかもしれないにゃ。

はじめまして、ゼクトバッハ様、ニョア様。

このたび通っている学校の課題で題材自由のレポートを書くことになったのですが、
自分は舞踏が好きなのでそのことについて書こうと思っています。

伝え聞くところによると亡国アゼルガットには優れた踊り手が多くいたと聞きますが
資料が殆ど無く、困っております。
彼らの普段の生活や社会的な立場、何か有名なエピソードなど知っていたら
教えていただけないでしょうか?
(学院生ランより)


アゼルガットの踊り子は、もともとナセム族特有のシャーマニズムから生まれたもである。
儀式の中心となる巫女が踊り子の発祥といわれ、その血を受け継ぐものが優れた踊り子となっているようだ。
時代が変わり、シャーマニズムは音楽という文化に変容し宗教的な意味合いは歴史とともに薄れていった。
それとともに踊り子の踊りも様々な流派に分かれ、踊り子を目指す者も次第に増えて行き
その役目は大衆の目を楽しませるものへと変化していった。
様々な流派が独自のリズムを生み、そこから新しい音楽を生まれていった。
アゼルガットの踊り子の歴史は、それに伴う音楽の歴史とも言える。
しかしあまりにも踊り子が増えた為、国王は伝統的な文化が俗世物へと変化するのを恐れ
無闇に踊り子になる事を禁じ、伝統を軽視した低俗な流派は途絶えさせた。
遂には国王からの認定書を持っていないと、踊り子とは認められなくなったのだ。
それゆえ、アゼルガットにおいて踊り子の社会的地位はかなり高かったと言える。
その中でも、最も高い位置にいたのが伝統的な巫女直結の血筋の流派である。
ククリはその末裔であり、類まれなる美しさとその技能から偉大なる歴史的な踊り子となった。
直結の流派は他とは一線を画していて、見る者の様々な感情を動かす大きな力を持っていたのだ。
その血を受け継いでいるシャムシールも又、伝統的な踊り子の血を持った選ばれし者であった。

では、今回はこの辺でさらばにゃ!

――――――――――――ニョアの手記 21 ――――――――――――

(2008.11.26)


The Epic of Zektbach -FRAGMENTS OF ARIA TE'LARIA-

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