The Epic of Zektbach

ニョアの手記

冒険者諸君、ご機嫌よう。ニョアである。

ファラリエンに上陸して、1週間が経ったが
未だに帰る方法の目途が立っていない。
オスティヌスは怒りが静まりもうきっと元の大人しい鳩の姿に戻っているだろう。
なんか恋しくなってきたにゃ…ほーむしっくだにゃ…。
私は猫肌が恋しくなり、島の方々を彷徨ったが結局猫の姿はどこにも見当たらず
ただ、広大な花畑に横たわり満天の星空を眺めていたずらに日を重ねている現状にゃ。
この島に多く生息する白鳥達を縄でつなげて空を飛ぼうと考えたが
彼らに思いっきり蹴られて失敗に終わったにゃ。

そんな日々であるが、君達の便りはちゃんと届いているぞ。

シャムシールの戦い方ってコラーダ以外を使った戦い方も身につけているのでしょうか?
踊り子を合わせ持っているとはいえ、格闘的な要素の話も聞いてみたいです。
やっぱり伝統的な踊り子だけではあそこまで戦えないと思います。
あと、シャムシールも女らしいところも持ち合わせているのでしょうか?
シャムシールの女らしい一面も見たいので、そういう話があったら教えてください。
名古屋で有名なモーニングのコーヒーの半券を一緒に贈っておきます
(召喚士くくるかんより)


シャムシールの父方は数々の戦士を生んだ武門の名家の血筋であるので
シャムシールには生まれながらにして戦士の遺伝子が備わっている。
父も優秀な戦士であったために、幼い頃からシャムシールは父に武芸を叩きこまれている。
そういう経緯より彼女は武芸百般に通じているので舞踏やコラーダを使わない正攻法でも十分強い。
一方、彼女の舞踏術には格闘要素も含んでおり、武器が無くとも戦えるし
正確に連射できる弓術や高速で回転させながら投げる高度な投げナイフ術も持っているので
まさに遠近自在であり、アリア・テ・ラリア最強の戦士と言っても間違いないだろう。
と書くと、猛々しい筋肉隆々のアマゾネスの女戦士を思い浮かべるかもしれにゃいが
決してそんな事はないのだ。
彼女の強さは筋力の力強さでは無く、素早さと的確さとしなやかさから生まれる強い力であるから
体つきは非常に女性らしいにゃ。
戦っていない時の普段の彼女は花や香の匂いを好み、物腰もやさしく口調も静かである。
そして普段の服装は意外にも女性らしいものを好んだりするし、母から受け継いだ伝統の踊りをしている時は
誰もが目を奪われるほど妖艶で麗しい女の姿を見せてくれる。
叙事詩では一騎当千なる勇猛な部分しか語られていないが、彼女は非常に女性らしいのだ。
そんな彼女であるが故、その自分自身の超越した強さに悩んだのかもしれないにゃ。

初めまして、ニョアさん!
上級魔道士エアリスと申します!!
私、こう見えて上級者なのですが、
平地でこけることが多く、よくフラスコ割るなどがあり
後輩からも「ドジっ子先輩」と呼ばれるようになっちゃいました・・・
そこで、ニョアさんからどうすればドジっ子先輩から
改名できるかアドバイスをください!!
お願いします!!
報酬金は渡します!!(マグロ)
(魔道士エアリスより)


ドジッ子から脱したい場合は、まずドジッ子とは何たるかを知らねばならない。
私が思うにドジッ子とは下記の殆どを満たしている者だと思うにゃ。

1)行動の途中で気がうつる(注意が散漫になる)
2)行動に対する決定が早い(行動に対し強い根拠を伴わない)
3)全身の摩擦係数が低い(何もないところで転ぶ、階段から滑り落ちる)
4) 瓶底の様な眼鏡をかけている(視界が悪い)
5)転倒時の星係数が高い(転んだ時に星がちらばりやすい)
6)意外に打たれ強い(転んでも照れる事が多くあまり泣かない)

ドジッ子と言われない為には、これらを解決していく必要がある。
3)、5)は非常に先天的な物であるが故変えることは中々難しいが
1)、2)、4)に気を付け万が一に転んだ時は『転んでないよ』と
感情を出さずにクールに言えばもはや誰もドジッ子と言うことはないにゃ。

御機嫌よう。
全てにおいて中途半端な楽師の相談に付き合ってくれまいか?
何かに向かって歩いて行こうとするのに、目標が見つからず。
なおかつ夢、と言うものが無い私はどこに向かえば良いだろうか…
何事にも進むと何かしらの壁がある、だが私には進むべき道がまだ見つかってない…
進む前にすでに壁があり進めない、というよりも道ですら見つかってない。
ただ今を生きているだけなんだ。
これではいけないと分かっているのに…
(楽師ヴィオより)


君は確実に進んでいるにゃ。
ただそれに気付いていないだけである。
どんな物理現象も元にもどるという事は無いのだ。
少なくともいま君たちのいる世界では。
指標は求めるものではなく、必ず君の中にあるものにゃ。
まずは自分自身を深く知ることからはじめるといいにゃ!

では、今回はこの辺でさらばにゃ!

――――――――――――ニョアの手記 32 ――――――――――――

(2009.02.25)


The Epic of Zektbach -FRAGMENTS OF ARIA TE'LARIA-

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