The Epic of Zektbach

ニョアの手記

冒険者諸君、ごきげんよう。ニョアである。

私が四方暗(よもく)れたククルーンの深い穴の底に落ちてから一週間が経過した。
両の眼に優れたタペタムを持つ私でも、この闇では視界がきかず
複雑に入り組んだ地下迷宮のような場所を警戒しながら進んでいくうちに
次第に天一面、星が輝いているのが見えてきたのだ。
私は、外に出れたにゃ!と一瞬喜んだのだが
よく見てみるとそれは洞窟の天井にびっしりと佇んでいる発光虫達であった。
なにか足元がむずがゆいにゃと思い今度は眼下に目を凝らしてみると、地面には無数のうごめく虫達がいる。
どれも地上では見たことのない種にゃ。
ククルーンの大穴はどうやら虫たちの住処となっているようだ。

ここで私は一つの話を思い出した。手記11に記したザッカドニア南部にある巣の話である。
古文書によると、この巣は甲殻類が住みつき巨大な主がいると記してあるのだが
もしかすると、ククルーンの大穴にいる虫達はそこから流れてきたのではないだろうか?
古文書には甲殻類が住みついていると書いてあるが、実はそれは進化した昆虫なのではないだろうか?
さらに手記31に記したが、
別の古文書によるとザッカドニアの地下にはルフィナの古代都市が眠っているという伝説がある
ルフィナ種といえば昆虫を自在に手なずけていたと思われる伝承が残っている…。これは…。

推測される結論は1つにゃ!
ザッカドニアの地下はやはり繋がっており、恐らくルフィナが残した広大な古代遺跡なのであろう。
ルフィナは滅んでしまったが、彼らが手なずけ改良したと言われる昆虫達はしっかりここに生きている。
地上には見られない独自の種、独自の生態系でにゃ。
おそらく、彼らの生態を研究すればかつてルフィナがどう生活していたか分かるかもしれない。
そしてククルーンの大穴とザッカドニア南部の巣が何故存在するのかの意味も。
私は発光虫を何匹か袋に詰め込み、ランタン代わりにしてこの巨大な迷宮をもう少し調査してみることにした。

さて、私はこのように探検中であるが『第一回伝書鳩調査記録』の続きといくにゃ!

今回のテーマは『学院生に立ちはだかる魔物達』である。
学院生の伝書鳩にことさら多いのが、魔物達に関するものである。
これらの魔物は大抵倒すのが困難なものであり、数多くの学院生から救いを求める声が聞えたにゃ。
では、それらの中から一部を紹介するにゃ!


私が所属している隊に先日「定期テスト」という凶悪な魔物が立ちはだかりました。
私も含め、仲間達も深刻なダメージをおっています。
どうにかして立ち直る方法は無いでしょうか?


実は、来年受験という魔物と戦わなければならないので
時々模試というトレーニングに励んでいるのですがその模試の解答用紙がマークシートだったりすると、
それがどうしようもなく譜面に見えてきてしまうのです
あ、ここは階段だな…とか頭の中で考えてしまいます…これって変でしょうか?


私は立派な算術士となるために『せんたーしけん』なる関門を通らなければなりません。
私はあと一ヶ月程で禍々しく凶悪な魔王、【センター試験】と対峙しなくてはなりません。
不安で今から膝がガクガクプルプルしています。いったいどうすればよいのでしょうか……?
助けてΣ様!!


私はもうすぐ、「ダイガク」という名のバトルアリーナで「ジュケン」というものの闘わなくてはならないのですが、俺の他にも「ジュケン」に立ち向かう者が多く、バトルロワイアル形式で、その立ち向かう者とも闘わなくてはなりません。


私の中では、「ジュケン」は強いのは当然ですが、その立ち向かう者も相当な強さを持っていると思っていますが、私にはそれほどの強さがあるのかわかりません。
どうすれば強さが手に入るのでしょうか…。あと俺に勇気と言う名の希望をください…。


私はもうすぐ<受験>という強敵と戦わねばなりません。
ただ、数学が大の苦手で・・・
ニョア様、合格祈願していただけますか?


お願いだ。私を助けてくれ。
このままでは「きまつてすと」という魔獣に食い殺されるやもしれん。
ああ、悪夢がまた…。


私は現在「くるま」という魔物を仲間にするために日々操り方を勉強しているのですが
なかなか言うことを聞いてくれません。へんなところでいきなり止まったり、がくがくと震えるのです。もうすぐ、そのこを操る試験があるのですが、どうしたら素直になってくれるのでしょうか。


私、現在『シュウカツ』を突破するという通過儀礼の真っ最中なのです
が、これがなかなか防御が高いうえに競い合う者が多く、
苦労しております。しかも今年は例年よりも難易度がアップしているため、もうくじけてしまいそうです…


…学院生も、”ハルコウシュウ”やら”モギシケン”やら戦うべき相手が多いのです。
あとは常に傍らにある己の慢心ですとか、怠慢ですとか、やたらと強くて…



ううむ…恐怖にうち震えているのが見てとれるにゃ…。
もしこれを読んでいる君が学院生であったなら、彼らの叫びも分かるのではないかにゃ。
学院生達は大変にゃ…。

ここで私は考えたにゃ。

数と知恵の女神∑の力が封じられた『シグマのお守り』があれば、学院生諸君は救われるのではないかと!
頑張る学院生諸君を応援するニョアは何か君達の役に立ちたい。
お守りの事はちょっと考えておくにゃ。

では、今日はこの辺でドロンするにゃ!
さらばにゃ~!

――――――――――――ニョアの手記 39 ――――――――――――

(2009.04.15)


The Epic of Zektbach -FRAGMENTS OF ARIA TE'LARIA-

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