The Epic of Zektbach

ニョアの手記

冒険者諸君、ごきげんよう。ニョアである。

君たちに会うのはちょっとだけ久しぶりになってしまったが、実はニョアは病に伏していたのだ。

事の発端はこうだ――。

オスティヌスの背中に乗ってZektbachの救出?に向かっている私達なのだが
眼下の彼女の様子がどうもおかしい事に気付いた。
いつも煌々と輝く不死の炎の勢いがなく、何か元気が無いのである。
私はどうしたのか尋ねてみると、こちらを向きとても大きな溜息をついた。
溜息といっても中身は高熱の炎なのである…私はまたしても火事になった。
あっついにゃ!!火事だにゃ!!私は火事である!!
もともと灰猫であるがゆえ、大した惨事には至らなかったが
それよりもここまで落ち込んでいるオスティヌスは珍しい。
どうやら先月の中盤から様子がおかしく、何事にもやる気が起こらないそうだ。
私はそんな事もたまにはあるだろうと軽い気持ちでいたのだが…
…私にもオスティヌスから伝染ったのだ…

その

五月病が…。

六月とか関係ないにゃ!立派な病だにゃ!床に伏すにゃ!
という事で私は少々静養していたのであった。

さあ、オスティヌスも私もめでたく五月病が完治したので君たちの便りを元気よく読むことにするにゃ!


はじめましてニョア様!
視聴を聞いて凄くここの音が好きになりました☆
アルバムを買いたいのですが、最寄のCDショップには置いていないのでしょうか?
コナミさんに通販・WEB注文しか購入の道がないと言うのならば、着うたで我慢します……
(学院生サナより)


はじめましてにゃ。私の名前はニョアである。
君と同意見の便りは多いので、ニョアもこのことについては前向きに考えるにゃ!


「Turiiと星の民」のビデオクリップに見える、生物の進化の過程の場面なんですが
細胞分裂の過程でいくつか細胞が消えているのが気になります!
あれには意味があるのですか?
(冒険者はるきちより)


なかなか良いところに気がついたにゃ。
あの場面の画像は一見進化の過程に見えるが、実は同時に滅亡も表しているにゃ。
君の気になる細胞が消えている意味は、アポトーシスという現象を比喩しているのだ。
進化とは消去の積み重ねであり、選択である。
消去されたものと、その選択には何の意味があるのか。
そんな事を一度考えてみてみるといいにゃ!

拝啓 ニョア様
最近歴史上の事件・人物などを学ぶ機会があったのですが、
アリア・テ・ラリアにはアゼルガットの女将軍シャムシールや
ノイグラードのマタン女王等女性が大変高い地位に居ることが多いと感じました。
(私の故郷では女性が高い地位につくことはかなり珍しいです)
この世界では性別よりも血筋・能力が重視されるのでしょうか。
また、この方達以外にも王や領主、将軍などの地位に就いた女性はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?
(召喚士ナギより)


シャムシールは父方が武門の名家、母方は舞踏の名家なので非常に血筋が良く
生まれた時から社会的な地位は高いものであった。
勿論将軍になれたのは、親のコネだけでなく統率力と戦闘能力が卓越していたのもあるにゃ。
一方、マタンが得た女王というノイグラードの最高地位は諮問機関であるアギオナが
独断で制定した国家女王制によるものである。
マタンが女王になったのは多くの意見からで無く少数のアギオナの者達の陰謀画策である。
しかし、初の女王を戸惑う事無く慕う者が多いのはマタンの魅力の高さによるところだにゃ。

アゼルガットに話を戻すと、アゼルガットを建国したナセム族は基本的に女性上位社会である。
それは巫女社会の名残りであろう。
男は巫女を護る者として存在し、巫女になれる女よりも地位が低かったからだにゃ。
なのでアゼルガットの王は女性であり、踊り子をはじめとする女性が就く職は地位の高いものが多い。
しかし、ナセムのルーツである巫女社会もさらに時をさかのぼると別の意味合いを持っていたのだ。
ナセムと呼ばれるようになったのは巫女ナシュムの末裔であるからにゃのだが…
ナシュムは実は掟を破りし破戒者なのである。

ナセム族の祖先は元々アムリナの従者と呼ばれ、ある事を守る為に厳しい掟のもと
人里離れた場所に住んでいたのだ。
ナシュムもその村で巫女の候補として修行していたのだが、ある時ノイグラード人の男と接触して
しまったのだ…と、この話はまた別の機会にでも話すにゃ。

そうそう、君達に前々からたずねたい事があったにゃ。
以前、手記で華麗なるニョアの冒険というえいぷりるなふーるをしたのだが
意外にもやってみたいという冒険者が多かったにゃ。
そこで、もしZektbachの世界がげーむになるのならどういうものをやってみたいのか
一度君達に聞いてみたかったにゃ。
さあ、ニョアのこの素朴な疑問に華麗に答えてくれたまえ!

ではでは、今回はこの辺でさらばにゃ!

――――――――――――ニョアの手記 44 ――――――――――――

(2009.06.11)


The Epic of Zektbach -FRAGMENTS OF ARIA TE'LARIA-

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