The Epic of Zektbach

ニョアの手記

冒険者諸君、ごきげんよう。ニョアである。

ベルナデットもようやく落ち着きを取り戻し
突然のテトロアゲヘナ襲来による被害もすっかり復旧して船は順調に航海を進めていた。
そして遂に水平線のかなたにうっすらと陸が見えてきた。
『おかしら、ありゃきっとル・アビデですぜ!』
荒くれ者の一人がそう言うと、皆一様に歓声をあげた。
海は異常なまでに静かであり、伝説の土地の近海に相応しく神々しささえも感じられた。
ベルナデットは陸が近づくにつれ表情が曇っていった。
知らないで良かった真実を知るかもしれないという複雑な心境にゃのだろう。

船は遂にル・アビデに到達し、私達はその地に歩を踏みしめた。
朝もやに包まれたこの島でZektbachは一体何を告げようというのか。

そんな中まず私がやるべき事は君達の便りに答えることにゃ!

リゾートキングのニョア様に質問ですが
マシノワは随分と昔に滅んでしまったのですよね?
そこで現在のエジーク大陸内にはどのような町があるのでしょう、
そしてもし、観光名所などをご存知でしたら教えていただきたいのですが…。
そもそものところ、エジーク大陸とガルキア大陸の間に交通手段は存在しますか?
もしかしたら以前のニョア様みたいにイカダで自力の横断、となるのでしょうか…。
質問ばかりですみません、乱文失礼致しました。
(学院生ちまきより)


結論から言うとエジーク大陸までの交通手段は存在しないにゃ。
君の言うようにもしエジーク大陸に渡りたくば、自力での横断成功に賭けるしかない。
しかし、ガルキア大陸からエジーク大陸に頻繁に渡っている者たちも存在すると言っておく。
彼らは海路では無く、非常に特殊な方法でエジークに渡っているらしいにゃ。
マシノワが存在した頃、エジーク大陸には神都スイをはじめ大小様々な町が存在していたが
現在はどうなっているのかは謎である。

自分は、召喚士を名乗っているが、まだこの世界で自分以外の召喚士に出会ったことがないのである。
そこで、この世界にはどんな召喚士がおられるのか、
また、そのお方はどのようなモノを召喚できるのかをぜひとも教えていただきたい。
自分はろくなものしか召喚できないため、お会いして召喚術の手ほどきを受けてみたいのだ。
(召喚士キニスンより)


召喚と言えば真っ先に思い浮かぶのが”アムリナの従者”である。
彼らは以前にもここに書いたが、ナセム族の遠い祖先であり女性は召喚能力を持っていた様である。
しかしその力は掟により世に広まる事は無く、ムラを出た破戒者である召喚巫女ナシュムは
召喚能力を失ってしまい、その召喚術は別の形と変化してしまったにゃ。
ところで彼らが召喚していたものは何か?
唯一手掛かりとなるナシュムの記録によれば、
滅んだはずの古代種族、そしてトゥーリとも深い関係があるようだが…。

アリア・テ・ラリアには不死鳥オスティヌス様、船食いの竜テトロアゲヘナなど
数多くの神獣・魔獣・幻獣がいるようですが、人々の生活にはどの程度関わっているのでしょうか?
また、特に有名なものやエピソード等はあるのでしょうか?
(崇められる・生贄や貢物を捧げる・見たら幸福・不幸が来る等)
(詩人ミコトより)


実はアリア・テ・ラリアには数多くの魔獣と言ってもよい巨大な生物・異形の生物が存在するのだが
人々の目に入るものは非常に数少ない。
何故なら彼らは得てして環境の厳しい場所、人が決して立ち入る事ができない場所などに
存在しており遭遇することはまずないからにゃ。
これは君達の世界で深海の奥底に眠る生物を完全に把握できていないのと同じにゃ。
チャントールに体に樹木が林立している白く輝く巨大竜を見たとか、
クエイド鉱山は実は鉱物で出来た巨人だとか
稀に人々の間に噂が広まるが、全ておかるとの域を出ていないにゃ。
特殊生物研究のぱいおにあと自称しているダモンは
ノイグラードにおいて、おかると本のべすとせらー作家として有名である。

では、今回はこの辺でさらばにゃ!

――――――――――――ニョアの手記 53 ――――――――――――

(2009.08.12)


The Epic of Zektbach -FRAGMENTS OF ARIA TE'LARIA-

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