The Epic of Zektbach

ニョアの手記

冒険者諸君、ごきげんよう。ニョアである。

いよいよセリオス祭が目前に迫ってきたので、私達は王都ノヴァリスタにしばらく滞在する事にした。
王都は非常に活気付いており、私達の様な旅人や遠方から来たと思われる人々も多く見受けられる。
外門から中央広場に向かう大通りには特産品を売る露店がびっしりと並んでいる。
行商人や遠方の街から商売しに来ている者も多数いるのであろう。
年に一度の”かきいれどき”という奴である。

中央広場のカルカン露店で値札と財布の中身を交互に見ていると店の奥から懐かしい声が聞こえた。
『あら、あの時の猫さんじゃない。お久しぶり!』
出てきたのは非常にちゃーみんぐな格好をした女性である。
はて?声は聞いた事あるのだが、この方に見覚えは無いにゃ…。
私が疑問符を1つ1つ頭の上に並べ丁寧に整列させていると、
『ほらほら、忘れたの?ベルナデットよ!』
ん?おかしら?
おかしらと言えばもっとこうくーるで男装の麗人であり美男子と言ってもいいくらいのいでたちで…
『海賊やめちゃったのよ。ほら、例の彼と出会えたしね。』
視線の先にはカルカンを陳列している男の姿。あれがフェランドというわけか。
『で、船を売ってロロで商売はじめたの。おしゃれも出来ない海賊は解散。
暫くはココでセリオス祭に来る人目当てに商売しているってわけ。』
すっかり女性らしくなったおかしらは、何だかとても楽しそうである。
『あの時は本当にお世話になったわ。ありがとう。貴方にはとても感謝してるわ!』
…私はここでひとつ名案が浮かんだ。
冬風のように寒い我が財布の中身と、陳列されている最上級れあカルカンを高速で交互に見はじめたのである。
そして、時折同情を誘う悩みを込めた深い溜息。これは完璧にゃ。
たいみんぐ的に一寸の狂い無し。私は手に入れた最上級カルカンを想像し涎を垂らしはじめた。
『あ、でも商売は商売だわ。ごめんなさいね、猫のお客さん!』
ベルナデットから渡された布で我がノーブルカーマインにべっとり付いた涎を拭き取って、私は店を後にした。
景色がぼやけている…
どうやら、涙をふき忘れたようだ。

さて、今日も君達の便りを読んでいくにゃ!

私の世界には「ピアノ」という手で弾く素敵な楽器があります。
その「ピアノ」で、是非ともゼクトバッハ叙事詩の美しい調べを演奏したいのです…!
その為には"楽譜"が必要です。
いつの日か、"楽譜"は発売されるでしょうか…?
いえ、発売してほしいのです!
(楽師ピアノより)


叙事詩の楽譜を望む声は、以前より君の他にも多数聞くにゃ。
前向きに考えて行こうと思うにゃ!

Turiiの最後でマシノワは大樹に覆われ滅びてしまいましたが
『レゾンデート』ではまだクカルとマルクトはいましたよね?
それはなぜですか。
(召喚士クトスより)


『Raison d'être』のクカルとマルクトが出てくる場面は
マシノワが滅びる以前の話であり、マルクトの回想だにゃ。
ルエリシアとマルクトが対峙した時は既にマシノワは滅びた後であるが
マルクトの記憶には一連のマシノワの出来事はしっかり刻まれているにゃ。

・・・にゃー。
私もニョア殿のハト、オスティヌスのようなハトがほしい
のですにゃ。
どんなハトがオススメですかにゃ?
(猫のにゃのんより)


まず、オスティヌスは厳密に言えばハトでは無く只の化け…

………
……


わ、私のオススメは勿論オスティヌス嬢のように美しく賢くぷくっとしているハトである。
断固としてここに宣言する。オスティヌスほど完全なる美を持つハトはいないであろう。


この世界は不思議に満ちた幻想的な世界とお見受けしますが
いわゆる『魔法使い』『魔術師』と言った人物は存在するんでしょうか?
シャムシール様、マタン様、ノクス様のムービーやイラストを拝見するに、
剣から電撃が出るとかビームが出るとかそんなことはなさそうですし…;
しかしギシリ様は一説に魔物のような不思議な方だったとか。
それならばギシリ様は魔術師と言っていい存在だったのか…
ぜひこの辺り教えていただけると妄s…げふん、想像が広がって楽しいものかと思います。
(猫のカルより)


マシノワにはかつて魔人と呼ばれた人種が存在していた。
彼らは超人的な力や不思議な術を使う事ができ、恐れられていた。
その中の1人にイズモと呼ばれる者がおり、彼は魔術を操る奇怪な集団を率いていたそうだ。
その後、マシノワは滅亡し魔人達の大半はエンカムイと共に封印された。
一方ノイグラードの、とある小さな村には未だに魔術が存在しているそうだ。
それがマシノワから続くものなのか、はたまた別のものなのかは調査してみる必要がありそうだにゃ。


では、今回はこの辺でさらばにゃ!

――――――――――――ニョアの手記 66 ――――――――――――

(2009.12.09)


The Epic of Zektbach -FRAGMENTS OF ARIA TE'LARIA-

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