The Epic of Zektbach

ニョアの手記

冒険者諸君、ごきげんよう。ニョアである。

諸君!聞いてくれたまえ!


なんと!


驚いた事に!


!!!


私のしもやけが完治した!


  ΛΛ
<('ω^)ノ


もうふーふーしなくていいにゃ!

そしてみたまえ!

この腫れのひいた 華麗なる肉球を!

今日は実に気分よく君達の便りを読んでいけるにゃ!

はじめまして!ニョアさん大好きです。
ところで質問なのですが、ニョアさんが一番好きな城は何でしょうか。
自分はドイツという国にあるノイシュバンシュタイン城です。
特に冬の雪化粧の姿がとても好きです。
これからもニョアさん、風邪を引かぬよう執筆がんばってください!
(魔道士ニョアは我輩のものより)

私が一番好きな城はやはりノヴァリスタ城である。
城自体の白亜の美しさだけでなく、背後のセントリス湖や
遠く見えるチャントール氷樹の美しさも相まって
その風景はアリア・テ・ラリアの中で一番美しいかもしれないにゃ。
君が言うどいつという国であればホーエンツォレルン城も威風堂々とした佇まいがなかなか良いと思いにゃ!


新年早々突然ですが質問です。
私のところでは神社や寺に行き、神様ご先祖様に新年の挨
拶をする、『ハツモウデ』なる行事があります。
そこでふと思ったのですが、アリア・テ・ラリアには信仰の場となる建物はあるのでしょうか?
ファラリエンには聖堂などがあるようですが???
(学院生Weekより)

アリア・テ・ラリアの民間の信仰の場としては、
ファラリエンのルルド教会、ノイグラード王国は街ごとにトリスアギオン教会が存在し
アゼルガットにはカラカラ様の像、マシノワには各地にオミフシの社が存在していたにゃ。
もちろんそれに付随する行事も沢山存在するにゃ。


聖女様の名前「アンネース」はファラリエンでは「救世主」という意味だそうですが、
どうしてファラリエンの人達はその名前を聖女様に付けたのでしょうか?
特に深い意味はないのでしょうか?それとも???
その名前を付ける意味があったのでしょうか?
些細なことでしょうが、私はとても気になっています。
ニョア様、もし何か知っているなら教えて下さい。
(学院生ゆんより)

ファラリエンが出来た経緯、そしてルルドと島民の深い関係。
アンネースの名前にはこの島の辿った歴史がこめられているのだ。
以下、ゼクトバッハ叙事詩第四章より抜粋しよう。

メリウス暦150年頃、ノイグラード王国では疫病が猛威を振るい国家が危機に瀕していた。
国王は、疫病をこれ以上広げない為にロロの港から疫病人達を無理矢理船に乗せて海に流した。
絶海を彷徨い続けた彼らは、ある無人島に辿りついた。
無人島には奇跡の泉が存在しており、その水を口にした途端疫病人達から病はたちどころに消えた。
こうして正気を取り戻した人々は、こう考え始めた。
『島は太古より病により呪われておりその呪いが奇跡の水により今まさに解けたのだ』と。
誰一人自分達は忌み捨てられた存在だと気付く者はいなかった。
島の者達はこの奇跡をもたらした穴の上に水を汲み上げる井戸を作り、それをルルドと呼ぶようになった。
ルルドから汲み上げられた水はこの地にさらなる奇跡をもたらした。
水のもたらす奇跡は、次第に水への畏怖、そして信仰へと変わってゆき
島にはルルド信仰と呼ばれる独自の信仰が芽生え、時代を重ねていくうちに島民にしっかりと根付いていった。
ある日、ルルドの水を飲んだ若い女が子を生んだ。
生まれた赤子は驚く事に処女生誕であった。
島民はその事実に驚愕し、赤子をルルドの水が具現化した奇跡の子だと口ぐちに言った。
そして、古より島を救ってきたルルドの水、その力を大いに授かった赤子を”救世主”つまりはアンネースと名付けたのだった。


さて、ここでしーくれっとな情報である。
なんとこの場所ではなく、新たなる場所にアリア・テ・ラリアへの入口ができるという噂を耳にしたにゃ。
そこには私のライバルがいるとかいないとか…き、気になるにゃ!!とにかく私は負けないにゃ!!

続報は次回にて!

今回は、この辺でさらばにゃ!

――――――――――――ニョアの手記 72 ――――――――――――

(2010.01.21)


The Epic of Zektbach -FRAGMENTS OF ARIA TE'LARIA-

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