The Epic of Zektbach

チャコルの手記

冒険者諸君、ごきげんよう。ニョアである。

この世界と君達の世界を繋ぐ因果律がここ最近微妙に変化した為、更新が遅くなってしまった。
私が光速に近い速さで移動しているから、観測者の君達が更新が遅く感じる――わけではないにゃ。

私は光速で移動するどころか、砂漠の中で歩きもせずその場に座っている。
しかし途方にくれているわけではない。
この砂漠には驚くべき現象があったのである。

見渡す限り同じ景色――空も雲に覆われ星も見えない―――
砂漠に入った当初、これでは移動するにも方向が全く分からないと思っていた。
しかし実はこの砂漠、移動する必要が全くなかったのだ。

私がそれを発見したのは、ラタキアカクタスという砂漠に生える植物を観察する事にはじまる。
ラタキアカクタスはこの砂漠に等間隔に生えていた。それはまるで神殿の柱のようである。
私は途方にくれていた時にラタキアカクタスを削り、それをカルカンに混ぜ腹を満たしていたのだが
何故か、次の朝には削った部分が無くなっている。
最初は自己修復が早い植物なのかと考えていたが、それは間違った考察であった。
カルカンカクタス味を食して5日経った時、朝起きたら目の前には修復されていない傷のついたラタキアカクタスがそびえ立っていたのだ。
私はラタキアカクタスを削る時に無意識に落書きを書いていたのだが
この落書きは明らかに5日前、はじめてこのサボテンを削った時のものだ。

もしや、ラタキアカクタスは私が寝ている間に移動している?
そう考えるのであればラタキアカクタスの移動法則が分かれば、砂漠を自由に移動できるのでは?

そう考えた私はさらにこの現象を研究する事にしたのであった。

ニョア氏が暑さでおかしくならないように
たくさん尻尾を引っ張っておきました!
どうかお気を確かに!
(精霊モラリより)


貴殿の御慈愛と御厚意痛みいる。
だが、私をあまり怒らせない方がいいにゃ。

ニョア様のアドバイスのおかげで僕はノイグラード下層階級集団に入ることができたのですが…
なぜか毎日ノクス様に僕のニクキュウをぷにぷに触られるのですにゃ!!!!
どうしていつもニクキュウを触ってくるのかノクス様に聞いてみると…
「癒されるから」……
…なぜニンゲンはニクキュウを触ると癒されるのかにゃ…
ニョア様はニクキュウを触られるのは平気なタイプですか?
また、触られても平気になれるような技とか知っていたら
教えていただきたいですにゃ、にゃん♪
(猫のニャルより)


『にくきゅうは、命よりも重い』と言うように
猫騎士達は肉球を触られる事は死に値するほど恥ずべき事だと考えていた。
しかし、今はどうだ。
ニンゲン達の欲に屈した猫がそこかしこで肉球を安売りしているではないか!
ニンゲン達の欲はとどまることを知らず、君達の世界で肉球を模した物まで生みだしていると聞く。
肉球をびじねすとしているのである。
私の怒りが今頂点に達した。これは明らかにニンゲンの罪だにゃ!
しかし、それをアンネースに訴えても罪狩りの対象とはならないであろう。
彼女もまた、肉球を触るのが好きであるからだ…。

ニョア様こんにちは。
私は昔から文系で、理科や数学が全くといっていいほど解けません><
これから授業で学習するレベルが上がるので、どんどんついていけなくなりそうです…(汗)
そこで質問なのですが、文系の人が理科や数学を少しでも理解できるようになるにはどうしたらよいでしょうか?
赤点を取ることだけはなんとしてでも避けたいです!
(学院生おはぎより)


ガッコウや教科書で教えるリカやスウガクは非常に冷たく無機質に思える。
やはり、リカやスウガクを理解するには数式を使わず表現した本を読むのが一番だと思うにゃ。
よい本を読み”目からうろこが落ちた”事を体験すれば
その時から、リカやスウガクは今までと違うものに思えてくるはずだにゃ。
リカもスウガクも、もともとニンゲン誰しも持つ純粋な疑問とろまんちっくな想いから生まれているものだ。
ある意味では、音楽や美術に非常に近いとも言える。
それを数字や記号といった独自で難解な言葉で表現しているからなかなか頭に入ってこないのである。
簡単に例えれば、『内容はとても美しい詩なのだが、日本語じゃないのでそもそも読めない』というのに似ている。
であるので、その美しい詩の内容部分だけを書いた書籍を読むのが一番良いと思うにゃ。

では、今回はこの辺でさらばにゃ!



――――――――――――ニョアの手記 85 ――――――――――――

(2010.05.19)


The Epic of Zektbach -FRAGMENTS OF ARIA TE'LARIA-

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